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2009年4月21日 (火)

NZ円注文

「NZ円注文」

何もなくなってきた。敢えて言えば53.50に少々。

売りも買いも、損切りも小さいものが並ぶ。

 先週は2月小売売上が発表され予想の-0.5%より改善した+0.2%となった。1QCPIは予想通りの前期比+0.3%、前年比+3.0%となった。小売売上は自動車を除くと-0.1%であまり好感されなかった。 
 
NZ中銀政策金利は4月30日。

上述の1QCPIであるが前年比+3%はインフレターゲットの上限である。今までは上限を超えていた。昨年9月は18年来の高さで+5.1%であったが、現在の見通しは今年9月に1%を割り、年末に2%に戻るということ。それで今月30日も今のところ0.5%の利下げ予想となっている。

わざわざOECD(下記)に今頃言われなくとも、以前からの一般的な見方だ。
ただ今回のCPIではやはり食品価格の上昇が大きい。アルコール、たばこ、自動車が上昇、輸送費、ディーゼルが下落している。

 年末にはリッセションが終わり利上げに向かう見方が多い。ということは秋まで下げて冬には上げるという慌しいものになる。利下げで売って利上げで買うという忙しさになる。
そうならずっと買っておいてもいいのではないかということも最近の買い要因ではないだろうか。

OECDが「NZは今年いっぱいはリセッション、NZ中銀は一段の利下げ余地があるので政策金利を2%にすべきだ。さらなる財政刺激策は回避すべきだ」
OECDやIMFのエコノミストの情報はオーソドックスでかつ過去のもので日米欧の通貨にはあまり影響はないが、情報に乏しい通貨ではかなり反応する。S&Pの格付けやゴールドマンサックスなどの民間金融機関も見通しでも右往左往してしまう。中味は現地のエコノミストが想定するものと変わりがない。


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