入門通貨危機20、ロシア5、LTCM
「入門通貨危機20、ロシア5、LTCM」
「ロシア通貨危機」1998年
「ファンド倒産」
アメリカ合衆国における1000億ドル規模の巨大ヘッジファンドであったLTCMは市場中立型ファンドと呼ばれ、市況が一時的に変動しても、いずれ(数時間~数日の範囲で)元の水準に戻るという性質を利用する。ロシア危機に際して、一時的にロシア関連の株が下落しても、いずれは元に戻るとしてポジションを取った。しかし、アジア通貨危機とロシア財政危機を経験した投資家は、一種の正常判断を失ったパニックにより安全な米国債等を指向して、ロシア市場に回帰する事がなかった。また、LTCMがポジションを取っていた中南米の株等もリスクが大きいとして下落し、結果長期間に渡って損失が拡大し、結局破綻に追い込まれた。
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