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2009年3月30日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル日足)

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(豪ドル円日足)

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(上チャートで先週金曜日の豪ドルと豪ドル円の下ヒゲは「やや下ヒゲの長い陰線」の誤りですのでご注意下さい)

先週のレビュー

先週のレンジ: AUDUSD 0.6867-0.7093 AUDYEN 66.23-69.60
先週は前週のFOMCにおける長期債買取決定に続いて週明けには米政府による不良最近買い取りプログラムが発表され、リスク許容度の改善から豪ドルが71セント近辺、69円台半ばまで上昇。その後ガイトナー財務長官の「SDR利用度拡大の余地発言」やその後の「強いドルは米国の利益」発言でドタンバタンした後、結局株価が利益確定の売りに反落して特に円クロスを中心に豪ドル調整売りが優勢となって69セント前半、68円割れでの越週となった。

今週の相場

今週の予想レンジ: AUDUSD  0.6700-0.7100   AUDYEN 65.00-70.00

今週は特にイベント週!!
米自動車救済法(月)、期末決算(火)、日銀短観、豪2月小売売上高、住宅建設許可件数(水)、ロンドンG20ECB理事会(木)、米雇用統計(金)、北鮮ミサイル打ち上げ(48日)、米EU首脳会議(日)と盛りだくさん。
3月に入ってから徐々に高まってきた株価先行による、景気回復期待がどの程度持続するか?内容(経済指標の改善)の伴わない、ムード先行のまさに“ベア・マーケット・ラリー”であれば、調整反落の可能性にも留意したい。ただ何度か指摘しているように適切な治療を受けている経済は病状悪化よりはむしろ、間違いなく徐々に回復だと思うのだが。まだ紆余曲折がありそうだ。豪ドルについてもオバマ新大統領ユーフォリアによる72セント示現⇒反落となった年初に比べて、着実にレベルアップしてきているが、完全に70セント、70円を抜けてネクスト・ステップに行くのは時期尚早と言うところか。足元3歩前進2歩後退を繰り返す展開と予想する。新規を迎える本邦外貨投信設定の動きにも注意を払いたい。

テクニカルには急激な上昇で一目均衡表の雲から上に勢い良く放れボリンジャーバンドの上限をテストしたが跳ね返された形。RSI80%近辺とかなりのoverboughtになり、自ずと反落した形。今週は中段保合として揉み後更に上伸するか、反落するかの分かれ目となる。


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