豪州もリセッション入りしているとの意見:津田
今週の木曜日に豪州2月の雇用統計が発表になるが、事前予想値は1月の1.2千人増加、失業率4.8%に対して20千人の減少と失業率5.0%となってる。
これに先立ちナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が本日発表した2月の豪企業景況感指数(400社中今後景気が良くなると回答した企業数マイナス悪くなると回答した企業数)はマイナス20と前月のマイナス11から9ポイント低下し、1992年以来の低水準。一方企業信頼感指数はマイナス22と前月のマイナス32からから10ポイント改善している。また雇用指数は10ポイント低下してマイナス27だった。
一方同時に発表された2月のANZの求人広告数(新聞及びインターネット経由)は-10.4%と1999年の調査開始以来最大の落ち込みとなった。マイナスは10か月連続であり、過去3か月で2度目の二ケタマイナスであった。
これらの結果から豪州はすでに2008年後半にリセッション入りしており、2009年前半もその傾向が続くとのエコノミストの見方がある。その後2009年を通して景気の後退が続き、年末にやっと景気回復の兆しが表れるとの見方である。
かかる状況下現在5%前後の失業率は2009年末までに6.5%に上昇し、更に悪化して2010年年央には7.5%まで上昇するという見方である。
エコノミストは往々にして悲観論に傾いた見方をする傾向にあるような気がする。楽観論が外れた場合の社会的非難を恐れているせいであろうか?なんだかメディア関係のスタンスと似ているような気がする。
2月までの1年間で広告数は39.8%減少したことになる。
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