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2009年3月 4日 (水)

直前ユーロとポンド金利情報:水谷

「ユーロとポンド金利直前情報:水谷」

いよいよ明日の欧州各中央銀行の政策金利発表です。そこで直前金利動向を検証してみます。

まず、ユーロ金利です。金利先物市場Euribor9月限は98.53(前日比+0.050 利回りベース1.47%)です。チャートは下記の通りです。

Euribor 昨日大きく買われました。(価格の上昇は金利低下を意味します。)ろうそく線で下ヒゲが長く伸びており、しかも白ぬけと買い意欲が強いようです。債券市場(ブンズ)は長期債は安定の短期債は買い意欲が強く、利下げ要求の相場のようです。結果的にイールドカーブ(利回り曲線)がステープニング(利回り曲線が立つ)となりました。金利先物から市場は、25bps上回った水準で取引されることから1.47-0.25=1.22%となります。したがって現行のECB政策金利2.00%からは0.78%織り込まれているようです。0.50%の利下げと考えるのが自然なようです。ECBメンバーは定例理事会一週間前からは金利についての発言はご法度です。しかし、昨日トリシェ総裁が、必要あれば非標準的な手段を導入する可能性があるとのコメント、ノワイエ仏中銀総裁の非伝統的な金融政策の導入の示唆コメントと、金利調整とともに量的緩和の示唆があったと推測します。CPや国債の買い取りが視野に入ったと推測されます。金利先物が上昇した要因ではなかろうか。(金利低下) 為替でもユーロ売り基調です。金利先物市場では今日明日と買い先行で行き、発表直後は利食い売りとなるような気配です。トリシェ総裁の記者会見で次回以降の金利引き下げの話、量的緩和の話が出るか注目です。ユーロ売りのポイントは3点、1:ECBの利下げ・量的緩和、2:ユーロ圏諸国の長期債格下げ、3:東欧圏の金融危機とあり、基本的に金融機関の痛みが酷く、金融機関救済に重点を置いた金融政策をECBは取り続けると予想します。

次にポンド金利を見ましょう。ショートスターング(Short Sterling)6月限のチャートは次の通りです。

S_sterling 昨日終値98.28(+0.010)利回りベース1.72%と全く盛り上がっていません。BOEは本当に利下げするか疑問です。政策金利現行1.00%です。RBS, ロイズと英金融機関が巨額損失を出しているので、銀行救済は急務です。むしろ、量的緩和を積極的にすべきでないかと思うのですが。米国がゼロ金利政策(0.00~0.25%)までしたことから、0.50%の利下げが行われると見るのが一般的です。若干疑問に思いつつ、小幅利下げが行われると予想します。それよりも国債の買い取りなど量的緩和で資金供給の選択肢を広げるように思います。BOEは今日からすでに金融政策委員会を始めています。ブランチフラワー委員などハト派の強烈な意見と相当やりあうことになりそうです。債券市場にも特に目立った変化はないようです。為替はポンド売りと利下げ思惑に沿った動きのようです。

それでは。本件再投稿分、手違いありましたので。

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