我が家の”懺悔の部屋”には過去二十数年間に溜まった”後悔先に立つはずの教訓”が100ばかり溜まっています。”教訓編””技術編””チャート編”に分かれますが、今日は教訓編をいきます。また時々”つなぎ”として登場するかもしれません。内容は説明しなくとも市場にいる皆さんならよく分かるものだとおもいます。
(教訓編)
1. -汝、相場に淫することなかれ- 相場にのめり込まない。しかしやるときはやる。
2. 相場の真髄は相場の神様本間宗久も言っているように材料や相場水準よりはむしろ市場心理にある。
3. 為替投機は基本的に順バリ→ケガが少ない。
4. 日々のディールの手順を確立する。
① 前日の相場レビュー(チャート、経済指標、要人発言、株価動向等)
② 材料整理(市場の焦点、経済指標予定、要人発言予定、市場ポジション等)
③ 1日の想定レンジ作成-動きそうか動かなさそうか(10段階評価)、ディール方針、ディール通貨選定
④ ポジションメーク
5. 売りたい人と買いたい人がいるのが相場。100%自信のある人はいない。大きな玉を有する以外の相場参加者の大半は常に不安と同居している。
6. 行かないときは画面を凝視していても行かない。行くときは相場を見ていなくても行く。相場は自分についてこない。自分が相場についていく。
7. 動く相場は動く相場なりに、動かない相場は動かない相場なりに対処する。
8. 時々(年に4-5回は)交通事故があることは覚悟する。逆に大ラッキーもたまにある。
9.押せ押せの相場か押されまくりの相場か(調子がいいか悪いか、当たっているか外れているか)の力関係を常に考えてディーリングする。
10.常に起こりうる最悪の事態を想定し、たとえ起こっても狼狽しない。不幸にして最悪の事態が起こった場合は、脱出するために最善を尽くす。
11. 年間目標から月間目標を、月間目標から一日の目標を計算し、目標をクリアーしたら取りあえず無理はしない。ただし大相場は別。とことん取る。
12.Let’s see what happen nextの態度。ある程度達観する。
13.嫌なら(相場がアゲインストに行ったら)降りればいいだけ。我慢大会ではないので歯を食いしばって続ける必要はない。
14. ポイントは動かない日(材料のない日、通常の日)にいかに収益ゼロまたはプラスに持っていくか。動く日(材料のある日)はそれなりに儲かるもの。
15.デイトレで儲けるには大きなトレンドとは別に日中の上げでも下げでも取るべき。相場観が当たっていれば結果としてトレンドでも取れる。相場観が外れていてもやられをミニマイズできる。
16. 大勝後やられるケースが多い。勝って兜の緒を締める。
17. "動きを確認してから---じゃ遅い。6割の確立を感じたらまずポジションメーク。間違っていたらやり直し。為替は拙速の世界。
18. 相場は時がすべて。タイミングがすべて。トレンドは当たっていてもタイミングが悪いとやられる。
19. 相場は思い込むほど一方的には動かなず、行ったり来たりの習性がある。
20. 利に乗っているうちに必ず利食う。やられに転じるのを見守るのは愚の骨頂。
21. 相場が逆に動いて呆然としないように、常に上げ下げ両方の材料・可能性を頭においてディールする。反対材料が出ても想定内としてびっくりしない。
22. 市場の焦点と自分の考え方がずれっぱなしが一番やられる。間違っていた場合、なにが間違っていたかを分析し、修正してリズムを取り戻す。
(なお、各教訓の経験談などは下記”Joeの豪ドル道”で毎回解説しています!)
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