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2009年3月17日 (火)

兆し6、RBAとSNBの介入の意味

「兆し6、RBAとSNBの介入の意味」

RBA(豪中銀)はドル売り豪ドル買い介入、SNB(スイス中銀)はドル買いスイス売り介入を行った。ドル売りとドル買いと正反対の介入であるが、つじつまは合う。

どちらも世界同時不況以来の高金利売り低金利買いの流れにあった通貨である。円はスイスの仲間である。円キャリー、スイスキャリーの巻き戻しが続いていたが、RBAはインフレ懸念、SNBはデフレ懸念でそれを抑制するための介入をそれぞれ行った。

結果として豪ドルが買われスイスが売られた。一番注目したいのはそれぞれの介入で株が上昇したことだ。 10月下旬のG-7緊急円高懸念声明でもドル円や世界の株価は急騰した。

それぞれの国の通貨の役割を思い出させてあげるために介入すれば株高という好結果まで生まれる。(豪は運用通貨、円やスイスは調達通貨の役割)

 豪ドル下落も、スイス上昇も放置できないことを当局が示したわけである。円はスイスの親戚なので円売り介入すれば株などはすぐにも1万円は回復するのだが、日本は我慢する(国民に我慢させる)のが趣味のような国だから対応は極めて遅いのである。

円高は国益などいう人もいるが円が70円、株が5000円となれば、3月決算で赤字出す日本の代表企業は今度は破綻するだろう。円高は国損である。円高放置がどうしようもない財政赤字を生んだのである。 円高が国益という人は給与が減っても韓国で焼肉が安く食べれるのを喜ぶ程度の人である


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