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2009年3月 4日 (水)

市場のライバル達、輸出その2

「市場のライバル達、輸出その2」

【社内レートとヘッジ】

 一般に輸出業者の社内レートとは、半期あるいは年度単位で輸出業者の財務経理部門と営業部門との為替レートの仕切値である。営業部門は社内レートが115円と決められれば、そのレートは保証され、為替変動は気にせずに営業に注力出来る。為替の変動へのリスクヘッジは財務部門にまかせればいい。分業したほうが効率的ということなのだろう。ただ、半期あるいは市場状況に応じて見直しはされるのだろう。

 社内レートがどのあたりに決まるかで、それぞれの相場観や手堅さが伺える。現物相場が115円の時に100円とされれば、その財務部門は極めて保守的だろうが、営業部門からは競争力が他社に比べて落ちることになるので不満が出てこよう。また113円くらいなら営業には有利だろう。

 その後円安になれば財務部門の為替操作も楽な展開となるが、やはり円高にそなえてある程度はヘッジしなければならない。ヘッジの手法としては、先物予約を締結したり、オプションを利用する。プラザ合意以降は円高への恐怖感もあり、長期の先物予約が締結されることが多かったが、最近は相場が落ち着いてきたこともあり、比較的短い3ヶ月程度の期間で行われている。ここ5年間のクロス円での円安局面では、ヘッジをしないほうが儲かっているわけであり、何も仕事をしないことが結果的に上手くいっていたわけで、なかなかその手綱裁きは難しいだろう。


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