RBA四半期金融政策報告:津田
先程RBAの四半期金融報告(2,5,8,11月発表)が出ています。
全般のトーンは2009年遅くに景気が回復し出すが足元は厳しいという感じ。メインポイントは以下の通り:
・2009年第二四半期GDP(年率)を1.5%から0.25%に下方修正。2009年第4四半期GDPは+0.5%、2010年GDP予想+2.5%、2011年GDP予想+3.25%。
・2009年インフレ率見通しを3.5%から3.0%に下方修正。
・経済は2009年遅くに回復。他の諸国ほどダメージは深刻ではない。
・2008年から2010年初頭にかけて貿易収支は20%悪化する。
・失業率は著しく上昇。設備投資は著しく減退。利下げと景気刺激策が景気の緩衝材となる。
・豪ドル下落が景気をサポート。信用市場は改善の兆し。
・2009年に居住用住宅部門の若干の回復を予想。
豪ドルはやはりというか、昨日の高値0.6581、60.68からズルッと0.6485、59.00円まで豪ドルで100ポイント、豪ドル円で160ポイントばかり落ちました。”ショートカバーが終われば重力の法則にしたがって下げ”がまだ暫く続きそうです。ただ既に反落しており、ここを売っていくかどうかは別問題。米雇用統計までは上下動のレンジ取り。雇用統計後米株価が大幅下落すれば豪ドル再度売りで不穏な空気で来週G7に突入、意外に米株価が続伸すれば緊張感のあまりないG7になるのでは? まあ上がるか下がるかのどっちか。。あたりまえですが、株価が教えてくれるでしょう。
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