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2009年2月26日 (木)

RBAは来月利下げをするか?:津田

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2月にRBAは1%利下げしてオフィシャルキャシュレートを3.25%としました。これは1964年以来45年ぶりの低水準ですが、変動相場制移行(1983年)以来の史上最安値と認識していいと思います。RBAは昨年9月以後の金融緩和政策により4%利下げを行いました(7.25%→3.25%)。さて最近エコノミストの中に”来月RBAは金利据え置き”の観測が高まっています。”昨年9月以降の利下げ効果をしばらく観察するため”という理由です。
金融市場の9割は依然として3月3日のRBA理事会において50bp%の利下げを見ていますが、今月の利下げ直後の調査”95%が3月に75bpの利下げ予想”からは後退しています。

利下げ観測は先週金曜日のRBA総裁スティーブンスの議会ヒアリングで後退しました。総裁は「金利は歴史的に見て、すでに非常に低い状態であり、時間の経過とともに経済に対して非常に強い影響を及ぼす」と述べています。RBAのここまでの金融緩和のスピードとサイズとともに、残された下げ余地と低金利のインフレに与える影響を市場が気にし出している気がします。

理由の一つは住宅借入金利の低下から、投資家が既に不動産投資に戻りつつあり、住宅部門の雇用回復が見られることにあります。今月の利下げの後、主な大手豪銀は期間3年の固定住宅借入金利を5.3%に、また変動借入金利を5.91%に下げました。この固定、変動間のギャップはまだ広がりつつあります。つまり豪ドル金利の先行き低下予想がまだ強いために変動借入の需要が強いことを表しています。しかし投資物件の運用利回りが6%を越していくようであれば、住宅投資が回復する可能性が高まります。
因みにシドニーにおける住宅オークションの成約を見てみますと、2月7日週では112件中71%が成約、翌週は147件中66%が成約、そして今年最大となった先週は211件中68%が成約と、一年前の実績をかなり上回る盛況を見せました。

40年来の低い住宅借入金利と政府の$42bio景気刺激策、更に潜在需要の高さから次の財政年度(2009年7月~2010年6月)に住宅着工が13%上昇するという民間の試算もあります。豪州は移民政策を取っており、先進国でも数少ない人口増加国なのです。

スティーブンスRBA総裁はヒアリングにおいて「国内金融機関は昨年9月以降の利下げ効果をこれまで住宅債務者に還元しているが、金融緩和が通常レンジのを超えて進んだ場合に、効果が市場に浸透するかどうかは疑問」と述べています。

世界景気の後退が進む中、豪州金利も年内最終的に2%まで低下するという見方が依然支配的ですが、3月については”小休止”の可能性が高いように思うと同時に、今後の利下げはあっても”小幅調整”の域を出ないように思います。


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