株式投資で高い収益を上げるのは難しいことか:竜河
個人投資家が株式投資で家計を賄うのは難しいことですが、プロではそれほど難しくない“はず”と思われます。というのは、前者の運用資金が少なく、数倍、数十倍の投資収益率が求められるが、後者は大量の資金を運用しているので、年間10%以上の収益率を出せばパフォーマンスの良い部類に入ります。
では、年間10%以上の収益率を出すには、どこまで予測精度またはポジション操作の熟練度が要求されますか、1つの簡単な例を見てみましょう。
1993年5月31日から2009年1月23日までの間、日経平均が前日比上昇したのは1,929日で、平均上昇率が1.08%であり、他方、前日比下落したのは1,925日で、平均下落率が1.11%でした。言い換えれば、過去16年半の間、日経平均の1日の変動率は平均して1%を超えていました。このような変動率の高い相場では、勝率がそれほど高くなくても10%を超す収益をおさめることは可能です。
そこで、仮に、1年で約250日の取引日のうち、150日実際に取引をし、勝率が54%であれば、100日の取引では勝ち越しが54-46=8日で、150日の取引では勝ち越しが12日となり、10%超の収益率が達成することになります。
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