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2009年2月16日 (月)

豪ドルに関する記事:津田

豪ドルは昨年8月から11月の間に90セントから60セントまで約33%下落しましたが、これに対して豪州準備銀行(RBA)国際部部長クリス ライアンは本日、年金会議におけるインタビューで以下のように述べています。

「世界経済のスローダウンという背景があり、国内経済バンクアップのためには豪ドルの下落は妥当であった。豪ドルは長期平均値を下回るレベルまで下落したが世界経済の低迷と商品相場の下落という事実を勘案すると適切な動きであったように思える」
資源輸出国の中央銀行の当局者が自国経済サポートのために敢えて自国通貨安の正当性を訴えています。この自国通貨安是認の動きは一部言動にも表れていますが、欧州、アジア諸国でも同様であると思われます。

それにつけても、日本ではイタリアワイン(たぶん)のセールスをする財務大臣はいても、現下の円高に苦言を呈する当局者が全くいないのは”驚くべき”事実だと個人的には思います。
それとも本日の第4四半期GDPに見られるように、今後日本の政治・経済のファンダメンタルズが著しく悪化することを前提に、大幅下落前に円のレベルを少しでも上げておきたいという深謀遠慮が裏にあるとすれば、相手が1枚上手ですが、、、、

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