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2009年2月16日 (月)

リスク回避の円高もそろそろ終わりか?:津田

今日はある意味記念すべき一日です。期せずして日本の”政冷経冷”を世界に知らしめました。経済は昨年第4四半期GDPが-12.7%(年率)と日本のバブル崩壊期の-7.5%を飛び越して石油危機時の昭和49年第1四半期の-13.7%以来34年9ヶ月ぶりの2桁マイナス。
そして政治はG7での財務相ちぐはぐ発言をきっかけに国内の政局混迷を世界に知らしめていただきました。クリントン国務長官は”次期”を見越して小沢代表と会見します。(露骨)

本日の衆議院財務金融委員会で円高圧力が継続していることへの政府の対応を民主党小沢鋭仁委員に問われた中川財務相は「どこの国も為替を安くしたい。日本だけが安くすることに対する各国の警戒感は非常に強い」とおっしゃった!!財務相は今回はシラフであったと思いますが現在円が(ファンダメンタルズを全く反映しない)ダントツ最強通貨であることを、本日のマイナスGDPの主因が輸出が13.7%減ったことであることを認識しているのでしょうか?「日本だけが安くする」発言は全く的を射ていません。

繰り返しになりますが、本日の政冷経冷を受けてもあまり円は買われていません。さすがに海外の市場参加者も”経済も政治も深くマイナスに沈んでいる国”の通貨をこれ以上買うことに躊躇し始めているのではないでしょうか??リスク回避のつもりの円買いがそろそろリスクになる日が来る?
先程も言いましたが今後到来するかもしれない急激な”円売り”に対する防波堤としての円高放置であれば、ある程度納得できますが。

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