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2009年2月27日 (金)

ECBとBOEの利下げ:水谷

野村さん、

ECBはトリシェ総裁の1月の定例理事会後の記者会見の場で、3月の定例理事会が重要であり、金融情勢を考慮して利下げの判断をすると公言されていました。その後の金融情勢を見てみましょう。出てきた経済指標は、ユーロ圏1月の消費者物価指数1.1%前年比と、十分にECB目標インフレ水準の2.0%以下の条件を満たしています。その他数字では、12月ユーロ圏鉱工業生産-2.6%前月比、12月小売売上高-1.6%前年比とどれも悪い数字です。経済成長の下方リスクはあるようで、利下げと見るのが自然です。金利先物市場を見ると、Euribor9月限は現在98.425(利回りベース1.575%)と買い先行の様相です。今週から再び木曜日を睨んだ動きのようです。25bps政策金利を上回って取引されると言われる先物市場では、1.375%の水準です。現在も政策金利は2.00% 0.625%を織り込んでいると言えます。発表後の利食い売りを勘案すれば0.50%の利下げと読みます。

BOEは読みずらいというのが本音です。現在は1.00%の政策金利と利下げ余地は少なくなっています。日本のゼロ金利政策の教訓が反面教師になっているようです。ブランチフラワー委員は超ハト派ですが、キング総裁は慎重派のような気がします。1月の消費者物価指数3.0%前月比ですが、2月11日発表のインフレレポートによると消費者物価指数は2010年までに0.5%まで低下すると予想しています。景気後退局面は長期化する予想です。GDP予想でも昨年第4四半期が-5.9%前期比年率と、日本よりも良い数字ですが、他の先進国の中では悪い数字です。RBSとロイズの業績悪化も考慮しないといけないようです。金利先物市場では、ショート・スターリング3月限が98.16(利回りベース1.84)と全く利下げを織り込まない動きになっていません。現在の政策金利1.00%からの利下げはあるのかなと疑問に思います。金融情勢・経済情勢からは、積極的に金融政策を実施をしなければいけない所で、消極的ながら0.50%の利下げがあるのではと思います。それよりも量的緩和が行われる可能性があります。2月13日から500億ポンド規模のコマーシャルペーパーなどの資産を買い取ることを始めています。国債の買い取りの始めるとの観測が強まっています。むしろ、金融政策が、金利調整から量的緩和に移っているように思えます。

それでは。

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