2月のRBA議事録:津田
2月のRBA議事録(2月3日付)が発表になっている。
要点は:
・世界経済低迷の影響と、インフレ低下の明らかな証拠の元、2月の大幅利下げは適切な処置であった。
・景気刺激策の効果が表れるまでには時間がかかり、期近での効果は限られる。2009年後半に需要の高まりが見られるであろう。
・昨年第四四半期のGDP伸び率はゼロ(横ばい)の見込み。
・消費者の債務返済の速度は予想を上回るが、1月の小売売上は弱いであろう。
・金融政策は非常に鮮明な金融緩和局面にある。
・将来の金融政策を決定する上で足もとのデータと、中期的な展望が重要になってくる。
・11月以来資金及び信用市場において顕著な改善がみられる。
2月の議事録に対する当地市場の反応は、3月に50bp利下げの観測も強いが、一方アナリストの中には再度の利下げの前に、しばらく様子見に回るという見方もある。根拠は信用市場も落ち着きを取り戻しつつあり、昨年9月以来アグレッシブに4%の利下げを行った後、しばらくその利下げ効果を観察するであろうというもの。ただ、かかるアナリストの見解も含めて、今年年末までにキャッシュレートは2%まで低下するとの見方が、いまだに一般的であろう。
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