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2009年1月 1日 (木)

歩いて3分のRBAに行ってみました:津田

(やっと写真が添付できました。想像していたよりたいしたことありませんか??)

みなさん明けましておめでとうございます。この“野村雅道と愉快な投資仲間達”のブログはまさに歴史に残る激動の2008年の師走に立ち上がりましたが、今日から新年、はたして2009年はどんな年になりますやら。“2008年はまだ良かった、、、”これだけはカンベンしてもらいたいですね?

どうも私はクリスマス(25日)と元旦と、旗日担当が多いようで、みなさんブログどころではないと思いますが、まあ市場が閉まっている本日はオーストラリアの中央銀行について写真などでレポートします。

オーストラリアの中央銀行は皆さん御存知のようにReserve Bank of Australia、豪州準備銀行と訳されます。現在主要国の中銀で“準備銀行”の名が付いているのは豪州、NZ、インドそれにもちろん米国FRB(連邦準備制度理事会)がありましたね。この“準備”という言葉は中央銀行の主たる金融政策手段である“政策金利の変更”、“預金準備率の変更”、“公開市場操作”などのうち預金準備率変更機能から来ていると思われますが、なぜにこの“準備”だけをクローズアップし、他国と異なり上記各国だけ中央銀行の名称に付けられたのかは不明です。(ごめんなさい、どなたか知っている人がいたら教えてください)

さてRBA1911年に創立されていますが当時は中央銀行としてではなく国立銀行として商業銀行業務と貯蓄銀行業務を行い中央銀行の権限は持っていませんでした。1959年に準備銀行法第26条によって「RBAが中央銀行であり、中央銀行としての業務以外を行ってはいけない」と規定されました。元連邦政府系の市中銀行として1911年に設立されたコモンウエルス銀行がこのときまで発券業務を行っていましたが、このときにRBAに業務を移管しています。

さて昨年はRBAの為替市場での介入が話題になりました。野村さんもこのブログで「介入がうまい」と評価していましたが、私が長年RBAをウオッチしてきて感じる特徴は:

     為替相場を歴史的な流れでとらえて相場を先読みした行動を取る。これはある一定のレベルに達すると急に騒ぐ日本の財務省、日銀とは大きな違い。(もっともマスコミにも責任があるが)

     http://www.rba.gov.au/rdp/RDP2004-06.pdf#search='RBA%20Intervention'

RBAの介入ポリシー、介入ポイント、結果などが載っているが、今回は世界的な金融危機という特殊な背景のもと60セントから押し上げ介入を行ったが、歴史的には“早め早め”に出ており、たとえば買い介入をして、その後相場は若干続落するが、急激に反転、上昇トレンドに転じるなど、クリティカルポイントをよく知っている。

     上記ウエブでも分かるように介入収支をはっきりと公表しており、無駄な介入は行わないことを国民に納得させている。90円以下でドル買い介入もしたが、180円レベルで大規模ドル買い介入を行っていた日銀とは大きな違い。

     私も以前はRBAのディーラーと結構話していたが2007年に豪ドルが従来の天井圏である80セントを大きく越えて上昇したときに何度もRBAに「介入はしないのか?」と尋ねたが、いつも答えは「No Problem」。今回の豪ドル下落を予測していたのであれば大変な優れものであるが、やはり“通貨の番人”として通貨の下落に対して”よりkeenである”との印象。経常収支赤字国の通貨である豪ドルは、先日もお伝えしたように需給面からは基本的に下落基調となることを心得ているのであろう。

さて、私の知り合いに昨年までRBAの調査部にいたL氏という人物がおりまして彼は現在豪銀に転出してクウォンツセクションのヘッドですが、彼の奥さんが日本人で元日銀レディー(野村さんが彼女の元彼氏を知っている?!)という異色の元中銀カップル。彼は調査畑でしたが仕事柄RBAの介入セクションとも行き来があり、時々講釈など頂いていました。彼によりますと野村さんのお褒めに預かったRBAのディーラーは、昔は生え抜き主義だったらしいですが、最近では民間金融機関の辣腕ディーラーも採用して相互乗り入れしているようです。ただし給料が民間に比べて低いため、あまり長続きしないとか。こちらの豪銀の知り合いディーラーに聞いたところ、RBAの介入では名指しで呼んでくるケースと電子ブローキングを介して出るケースの両方があるが、最近の介入はシドニータイムに限られないので電子ブローキングを介するケースが多いそうです。

RBAのホームページはhttp://www.rba.gov.au/でご覧になれます。

毎月発表されるBulletinの経済・金融統計、メディアリリースの内容など詳細が分かりますので御興味のある方はどうぞ。

それでは歩いて3分のRBAをちょっとのぞいてみましょう。

(写真①、②)                     16122008269

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外見はまったく一般の商業ビルであり、威厳ある貴国の日銀とは大きな違いです。ガードマンもおらず、簡単に入り口から入れます。ただしその中はさすがにセキュリティーチェックがあり、入れず。

内部にある”Museum of Australian Currency Notes”をのぞいてきました。ここはタダで自由に入れます。この13年近寄ったこともないのにこのブログのお陰(?)です。

(写真③、④、⑤)

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上はよくお札などに載っているオーストラリアの国章(Coat of arms of Australia)の原型だそうです。1912年にイギリスのジョージ5世から贈られたもので、盾には6つの州の記章、連邦を表す七稜星、背景にはオーストラリアの国花であるワトルが描かれています。また両側の生き物はカンガルーとエミュー。この2匹が選ばれた理由は2匹とも「前進しか出来ない」動物であるということだそうです。

はたして2009年豪州はこのカンガルーとエミューのように前進するのか??

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