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2009年1月 5日 (月)

派遣切りと外為業界

「派遣切りのように厳しかった外為業界」

 現在 派遣切り問題の厳しさが報道されている。私が銀行に在職していた頃は余り派遣という言葉は聞かなかった。ただ95年あたりから外為業界は寒風が吹き荒れていた。IT化の波が押し寄せ出来る限り人の介する仕事を減少しようとしていた。

 インターバンクは拠点がアジアで一つあるいは世界で一つという方針でディーラーが激減、顧客は直接電子ブローキングに直接アクセスできるようになったので顧客担当ディーラーが不要となった。銀行間の取次ぎをする仲介も電子ブローキングに変わり失職するものが増えた。

 IT革命で外為の失業者が増えていったのが90年代後半であった。もちろん新聞では報道されることはなかった。為替関係者は厳しい時代をおくっていたところ98年の外為法改正で個人がアクセスしやすいFXというものが誕生し、一気にではないが失職していた為替関係者を吸収していった。そして現在のFX業界がある。

 まだまだ商品開発をし、他商品と融合し、税制も優遇すれば雇用が増加できる業界ではないだろうか。

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