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2009年1月29日 (木)

当地アナリストの見方(その2):津田

前回に続き、ディーラーとは一味違う当地アナリストの見方を敢えてご紹介します。当たり前のことを言っている場合が多いですが、結構いいことも言っていると思います。

Richard Grace: Common wealth Bank Chief Currency Strategist

Tony Morris : ANZ Senior Currency Strategist
Jonathan Cavenagh : Westpac Currency Strategist

Greg Gibbs : ANB AMRO Director Foreign Exchange Strategist

John Horner: Deutsche Bank Foreign Exchange Strategist

質問③

豪ドルのその他通貨に対しての動向

Grace

世界経済が悪化すれば豪ドルは軟化し、回復すれば豪ドルが上昇する。2009年前半豪ドルはアンダーパーフォームし後半にアウトパーフォームする。

Morriss

昨年末以来の急落の後で、ここからの下落余地は限られる。NZの景気後退は長引きそうで、今後RBAの活発な金融緩和にRBNZも追随することが予想されるので、豪ドルはNZドルに対しては強含む。

Cavenagh

豪ドルは円やユーロやスイスフランなどのディフェンシブ通貨に対しては軟調推移する。世界経済を取り巻く懸念が続く限りリスク回避のからディフェンシブ通貨特に円に対する資金の流入が続く。日本への強いリパトリが起きる場合には豪ドル円は更に下落する。向う6ヶ月豪ドルはポンドとNZドルに対しては等価値を保つ。

Gibbs

豪ドルは60セント~70セント中心に取引されるが、両サイドに振れる可能性がある。むしろ豪ドルの脆弱性を考えると上振れよりは下振れの可能性が強いように思う。上半期は対円、ユーロで弱含む可能性がある。これらの通貨は米国の極端な金融緩和と自国の対外債務が比較的少ない(日本は黒字)ことから恩恵を受ける。

Horner

最も過酷であったレバレッジはずしは昨年終わっていると見る。為替市場は今後より各国のファンダメンタルズを注視する。豪ドルはファンダメンタルズの劣るNZドルやポンドをアウトパーフォームする。

質問④

円は避難通貨として買われてきたが2009年はどうか?

Grace

円と世界経済の逆相関関係が続く。換言すれば第一四半期世界経済が弱いうちは円高が続く。しかしその後株価の上昇が世界経済をリードする局面となり、投資環境の改善とともに円高センチメントは変わる。

Morriss

市場ストレスが高い期間は日本の経常黒字が避難通貨として円の価値を高めた。しかし円高が日本の輸出セクターに深刻な影を落としており、今後円の上昇速度は遅くなる。円高阻止の介入も否定できず、また日本の投資家は依然として外貨投資を考えている。

Cavenagh

日本経済が更に悪化する場合、資金の国内への還流が起きる場合のみが更なる円高要因となる。

Gibbs

米国のほぼゼロ金利政策と量的緩和が続く限り円高が継続する。ただ豪ドル債や豪ドル投資をしていた日本の個人投資家は昨年9月から資金をこれらアセットから引き上げた。したがって既に円から豪ドルへのエクスポージャーは減少しており、今後大きなリスク回避の円買戻しは起きない。

Horner

世界経済が更に悪化する場合は円が更に上昇し豪ドルは下落する。資本制約的な環境にあって円は日本の経常黒字の恩恵に預かる。豪ドルは逆に経常赤字がネックとなる。

質問⑤

2009年の為替相場のキーファクター(鍵)は?

Grace

米国経済と世界経済の成り行き、FEDのみならず各国中銀による量的緩和の成り行きと、これらがインフレ期待と米ドル動向にどのような影響を与えるか、先行指標としての株価動向と下半期における金利上昇期待。

Morriss

米国財務省の新規財政赤字は最大2兆ドルに達すると見られるが、これをマネージできるかどうか、更にオバマ大統領が米国民に自信を取り戻させることができるか。相対的に米経済が回復する場合は金融市場も落ち着きを取り戻すことになる。豪ドルの鍵は商品相場が回復するかどうか。

Cavenagh

世界経済が回復するかどうか?回復する場合はいつになるか?どの国がより望ましい形で先にリセッションから抜け出すかがポイント。“望ましい形”とは金利が正常レベルに戻り、財政赤字が減り、金融システムが安定化する状況を意味する。これら要因の“勝ち組通貨”が上昇する。

Gibbs

米国のゼロ金利政策は投資家に他のハードカレンシーへの乗換えを促す。さほど積極的ではない日本と欧州の金融緩和姿勢はそれら通貨の上昇につながる可能性がある。しかしこの2地域も量的緩和に進む可能性があり、相対的に2009年は金投資が最良となる可能性がある。高金利通貨ほど更なる利下げ圧力を受け通貨が下落する傾向にある。

Horner

個々の国と世界的な金融システムの健全性が主要テーマ。主要国の金融システムが損なわれる状況が続けば、景気刺激政策の効果は損なわれ、昨年見られた円高・ドル高が継続することになる。

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