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2009年1月22日 (木)

日銀金融政策決定会合:水谷

為替市場には反応なしのようですが、日本銀行が金融政策決定会合を開催して、政策金利の0.10%の据え置きを決定しました。注目なのはコマーシャル・ペーパーの購入額が予想よりも多い3兆円規模、1年以内の残存期間の社債を購入する決定をしました。企業の資金繰り難に対応して策ではないのでしょうか。FRBも同様の金融政策を打ち出しており、電話での中央銀行総裁会議でも行っているのではと疑ってしまいます。すべき対策は出しつくして、景気の風まかせの日銀の決定です。

量的緩和に実質的に移っているようですが、昨日現在の日銀当座預金残高は約10兆円です。20~30兆円の残高になれば量的緩和策に移ったと判断できます。しかし、銀行の融資姿勢は楽観的になっていなく、日銀の思惑とは必ずしも一致しないようです。

不動産担保信託(REIT)も資金供給の担保として購入するとの発表で、不動産株が東証では上がっていますから、日経平均では上昇で終ったようですね。

水谷

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