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2009年1月19日 (月)

今週の豪ドルポイント:津田

   
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(豪ドル米ドル日足過去一年)
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(豪ドル円日足過去一年)

(先週のレビュー)
週初70セント、63円台で高値圏でオープンした豪ドルは先週に続いて続落。下値圏で神経質な展開が続いた。前週の弱い12月米雇用統計に続いて発表された弱い12月米小売売上高、更に国内でも軟調な12月雇用統計が発表された。ECBは予想通りに政策金利を0.5%下げて2.0%とし、原油価格は一時33ドル台に下落するなど世界景気の更なる後退が確認された。かかる中スペイン・ポルトガル・ギリシャなどの欧州各国の格下げ観測が高まったことや、発表された主要米銀決算が悪い内容であったことから週央に向けてリスク回避の動きが強まり、豪ドルは0.6569、豪ドル円も58.23円まで下落。しかし週末に向けては米金融安定化法案が上院で最終可決されたことや、米銀に対する政府支持への期待から、リスク回避の動きも後退して67セント台、61円近辺を回復して越週した。

(今週のポイント)
今週は本日NZと米国が休場。明日はビッグイベントであるオバマ新大統領就任式となる。おそらく市場は冷ややかな目でオバマ政権のスタートを見守ることになるが、まあ期待感もまんざらないわけではない。過去すべての新大統領がある程度の期待感を持って迎えられたが、今回黒人初のオバマ政権に対しては、現在の世界経済・金融の状況が状況であるだけに、米国のみならず、世界的にその期待感が従来にもまして大きいように思われる。やはり米国の大統領は日本の首相に比べてその権限は絶大!
・法案拒否権
・官僚任命権
・核のボタンを押す権利
・世界中に派遣している軍隊へのい指令権
などを有する”権利の象徴”であることは間違いない。
いずれにしても今週も米国楽観論者と悲観論者のせめぎ合いが続こう。
テクニカルにも今年に入ってからのUP(72セント、68円)DOWN(65セント、58円)をやって現在再び三角保合に戻った感が強い。(現在ボリンジャバンド<0.6575-0.7288、58.76-62.66>内かつ一目均衡表の雲<58.76-62.66>内。ただし豪ドルは雲<0.6536-0.6666>の若干上。”実体経済面での悪さで売られて、ポジションが溜まってきたら、調整反発”の構図に変わりないが、オバマ期待で豪ドル調整買戻し先行か。

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