豪ドルユーロはリスク値のバロメーター:津田
昨日ユーロは利下げ観測もあり一時1.33ドル台まで下落し、豪ドルも70セント前半まで連れ安しましたが'その後両通貨とも1.35台、豪ドル72セント台にリバウンド。
さて豪銀では豪ドル/ユーロはメジャー通貨ペアの一つ。日本では余程酔狂な人以外は取引しないと思いますが。それで昨年の8月からの両通貨ペアのチャートを見てみますと、なかなか面白いですよ。リーマン破綻前は1AUD=0.60EUR近辺が昨年10月の金融危機の高まり時に0.49台に下落し、また11月、12月の株価暴落、米国自動車産業危機の折にも再度0.49台に下落しています。
それがこのところまた上昇し始め現在0.53台まで回復しています。豪ドル、ユーロ共に米ドルの相対通貨=受け皿ですが、やはり”危機感が増大すると流動性や信頼性からユーロに対して豪ドルの分が悪くなる”ということでしょうかね?チャートから見る限りやはりリスク回避の動きは足元減退しているようですね。明るい兆し???
11月の豪小売売上高出ましたね。前月比+0.1%で予想通り。因みに10月は+0.2%。
クリスマス商戦前の買い控えで新聞などはもっと悪い予想(-0.1%-+0.1%レンジ)もありましたが、まあ踏みとどまったというところですね。豪ドル円の買い戻しが強いです。
(豪ドル/ユーロ 2008年8月~)
(竜河さん、かかし先輩に質問)
竜河さん、お帰りなさい!!
ところで昨日の私のレポート”米国では1932年から必ずBEAR MARKETの翌年は株価が最低21%は上昇している”をどう思われますか?なにか特別な理由があるのでしょうか?偶然ですか?
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