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2009年1月19日 (月)

「嵐の去ったあと」の姿を思い描く : かかし

 「かかし」です。

 「嵐の船出」をしてほぼ1ヶ月半たちました。その間の株式市場といくつかの銘柄の動向を見ておきましょう。線がやたらに多く、見苦しいグラフですね。すいません。

                 Fxshonan000012                 

 このグラフが示すように、時々大きな波が押し寄せはするものの、全体としてみればむしろ意外なほど底堅い展開であったと言えそうです。東京電力や東京ガスなどの典型的なディフェンシブ銘柄のほかに、マクドナルド、エイチアイエス、ニトリなど「不況に負けない元気な株」が堅調であったことがわかります。

 この1ヶ月半程度の短いチャートでははっきりと描き出せないのですが、ディフェンシブ株が本来の働きしてきました。株式市場の下落局面で堅調な動きをしたということです。

 もし経済が破綻に瀕するほど危険な状況にあるのなら、そのようなことにはならないでしょう。ディフェンシブ株といえども売られます。株という株が売られるはずです。

 しかし、経済の代表的な先行指標である株式市場はそのような破壊的な動きをみせていません。むしろ粛々と荒波の中を前進しているようです。

 では今後の展開は? 2つの見方ができます。1つ目は、株式市場があまりにも楽観的で、悪いニュースを織り込みきっていないため、今後さらに大きく下落するだろうという見方。2つ目は、株式市場は、通常より大きな経済変動に影響されてはいるものの、基本的な循環軌道を踏み外していないため、大幅な株価下落の可能性は限定的で、早晩本格的な反騰があるだろうという見方です。

 1つ目の可能性は否定できません。ただ、株式市場が間違っていると思うのはしばしばあることですが、ほとんどの場合株式市場の方が正しいようです。もちろん、1929年にニューヨーク市場の暴落を予言したバブソンのような人もいましたが、常に極めて少数であるようです。現在の日本のように、書店の棚が「世界恐慌・・・」というタイトルの本であふれかえる状況では、かえってその可能性が低いのではと考えてしまいます。

 2つ目の見方は、株式市場が語ることに素直に耳を傾けようというものです。金融不安も実体経済の悪化も、すでに株式市場をたっぷり驚かせました。これからも、繰り返して出てくるでしょうが、もう寝耳に水というか初耳のびっくりマークのニュースというわけではないでしょう。

 私は2つ目の見方をしています。この観点からすると、あとしばらくの間は、株式投資はディフェンシブ銘柄が中心で良いのですが、そろそろ次の段階を見据える必要が出てきていると思います。

 「嵐の去った後」の姿を思い描く必要があるのです。もちろん一足飛びに景気回復シナリオとは行きません。景気底打ちの引き金となるべき、景気対策に注目しています。積極的な公共投資は世界の流れです。住宅ローン減税も大幅なもので期待が膨らみます。チャートを見れば、道路株や住宅関連の銘柄が元気な動きを見せはじめていることがわかります。

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