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2009年1月 9日 (金)

中抜け

「中抜け」

 米国の雇用統計、貿易収支、GDP、さらにはCPI、PPIの発表があれば銀行のディーリングルーム全員が居残って取引をしたものだ。お客も多くが残り、夜の10時半以降は東京市場で一番活況を呈する仲値近辺の時間より忙しくなってしまう。不夜城。

 1日中、朝7時ごろ出社して帰りは午前様、こんなことをやっていていいのかと思っていた。当時は交代制などなく一人でやらされていた。

 米国重要指標前に少々時間があるので皆思い思いに時間をつぶしていたのはいい思い出だ。ディナーとるもの、ディーリングルームへ出前をとるもの、カップヌードルをすするもの、接待へ行く人、接待を受ける人、新宿歌舞伎町の有名なしゃぶしゃぶ店へ行くものあり。サウナへ向かうもの。日比谷サウナや東京駅地下の東京温泉でサウナ&垢すり&マッサージ、でも両店とも今はなし。麻雀するもの、時効だが、戻ってこないで雀荘から売買の指示をした上司。接待で合流した顧客がそのままディーリングルームで取引をしたり、なかには日本に来ていた海外の中銀までも合流して売買したり(介入ではない?)

 今ならコンプライアンスでアウトなこともいろいろやっていたと思う。

緊張の発表の瞬間直後、顧客、仲間からどんどん注文がくる。5本か6本しか市場にないのに、薄い市場で顧客が100本ぶつけてくる。ディーラーは空売り空買いが仕事あるものを売るのではなく、ないものを売らされる。あるいは買わされる。だから相場は飛ぶように動くのがNY。自分のポジションを取りながらもお客に一気においしいところを持っていかれる。

 一戦、二戦終えるとさすがに朝までいたくないので一時家に帰るのだが、タクシー会社に電話をしても、路上で探してもまったくつかまらなかったのがバブル時代だ。

 小泉さん時代の好況時でもさすがタクシーがつかまらなかったことはないだろう。タクシーは増え続けている。

 では思う存分中抜けしてください。NY勢がまもなく登場して彼らの1日を終えてNY勢に「HAVE A NICE WEEKEND」と言われるまで相場と付き合う人もいた。日本人も結構相場中毒症の人がいた。

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