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2009年1月10日 (土)

グリーンスパン元議長と未病:竜河

既に発病した状態は既病(きびょう)であるのに対し、病気に向かっているが発病する前の状態は未病と言います。

 

未病という概念は、前漢の時代に編纂され、中国最古の医学書「黄帝内経」が提唱したものです。

 

「黄帝内経」の四気調神大論篇第二に、次の言葉が記されています。

 

「是故圣人不治已病,治未病,不治已乱,治未乱,此之也。」

(それがゆえに、聖人は、既に病気になったものを治すより、病気になるのを避ける;乱れた世を平定するより、乱れないように治める、ということである。)

 

さらに、未病を治す重要性を次のように説明しています。

 

「すでに病気になってから薬を与えること、世が乱れてしまってから平定しようとすることは、あたかも、咽喉が渇いてから井戸を掘り、戦いが始まってから武器を作るようなことで、手遅れである。」

 

古来の中国の知恵に比べ、アメリカのFRBグリーンスパン元議長の知恵はどうですか?

 

グリーンスパン元議長は、世界経済(それよりも多くの人間の生活)に取り返しのつかない影響を与える“バブル”について、「バブルの予測は不可能で、かつ制御も困難なため、その破裂後の治療が肝要」という主張を繰り返してきました。

 

「黄帝内経」に照らせば、グリーンスパン元議長は、聖人ではなく、ただ一平凡な医者にすぎないということになってしまいます。

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