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2009年1月 2日 (金)

今年の石炭、鉄鉱石価格情報:津田

豪州の鉱山資源輸出ビッグ3は石炭、鉄鉱石、金ですが、こちらの鉄鋼会社の知人から聴取したところ、今年の石炭、鉄鉱石の価格交渉はかなり難航しそうとのことです。これは昨年の価格急騰の反動の意味もあるとのこと。2007年→2008年で豪州産の石炭で製鉄用の原料炭はトン当たり100ドル⇒300ドルと3倍、燃料炭で60ドル⇒125ドル、鉄鉱石でトン当たり60ドル⇒100ドルと倍近くに跳ね上がりましたが、これが今年は軒並み去年の三分の二程度にダウンする見込みとのことです。年間価格は日本の年度に合わせて殆ど4月→翌年の3月でfixされるます。通常3月までには価格交渉が成立しますが、今年は5-6月ころまでずれ込む可能性があるそうです。また世界経済後退懸念から昨年末にかけては中国からの船積キャンセルが相次いだとのこと。今年の旧正月明け(2月)の中国の出方がカギを握るそうです。

単純には価格が三分の二になれば石炭・鉄鉱石関連輸出の豪ドル買い需要も昨年の三分の二になる計算となります。

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