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2009年1月 3日 (土)

金利:ガスプロムとウクライナ

「金利:ガスプロムとウクライナ」

 大山さんや私は結構新興国好きなのだが大山さんはこのブログから見ると株中心のようである(?)

私は債券中心である。両方とも危険人物だ。いや我々ではなく投資対象が一般的はリスクがあるといわれている。ただサブプライムのように当初は最上級格付けのAAAと言われていて破綻したものではなく、元から格付けもそれなりに悪い。国債なので問題があれば一応、国が増税をしたりIMFから借りて返済することもある。

 一般的には危険なので話半分で聞いて頂きたい(ただしウソではない)。

天然ガス供給側のガスプロムの5年債はS&P格付けBBBでクーポン金利が9.63%が売られ現在は13.41%である。

一方天然ガス料金が支払えないウクライナの国債は格付けBでクーポン金利が7.65%現在は売られて32.24%である。当初はウクライナの金利の方がガスプロムより低かったのである。

 今後の展開で実質利回りも乱高下しよう。欧州側と同じパイプラインを使用していてガスプロムはウクライナが金も払わずに欧州の分を使っているのではないかと疑いをかけている。ただ昨日は再交渉開始と報道されていた。

 話は変わるがこの前トヨタカップでマンUに破れ準優勝したリガデキトのエクアドルはデフォルト宣言したので残存期間21年の国債はクーポンが10%のものが39.9%になっている。アルゼンチンは26.4%である(クーポン10%)。実質利回りが高くても債務者はクーポン金利で返済するので高い実質利回りでサラ金のような返済を強いられているのではない。以上新興国の債券市場の一端でした。

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