新生よ銀行が南アランドMMF
「ようやく新生銀行が南アランドMMFを販売」
新生銀行が南アランドのMMFを販売するようだ(ブルームバーグニュース)
高金利の外貨債券を購入する時に気なっていたのは満期が短いことであった。時々証券会社から勧誘があるがランドやトルコリラの債券の満期が2,3年のものが多くお断りしていた。2、3年で為替損が出ているときに強制に円にはしたくない。
日々金利差が変動するFXスワップより高利回りを固定してくれる債券は魅力的だが10年、20年くらいの期間は欲しい、さらには円に換えずにMMFや外貨預金の受け皿があればなおいいと思っていた。今回の新生銀行の南アランドMMFの販売は長期投資、永久投資(金利受け取りのみ)の投資家にとって便利である。長期、高利回りの外債はMMFもセットされていればいいい。トルコリラでも。
ソニー銀行のドル建てクレディットカードといい少しずつ外貨を外貨で使える動きも出ていると思う。外貨は外貨のままで使えれば何の問題もない。円安で円にしてもいいし円高では外貨のまま使う。もちろん早く日本と通貨統合できる国があればいいのだが、日本の財政赤字では相手国が腰を抜かしてしまう。
これだけグローバルなIT社会の中で円高差益、差損と騒ぐのは。トヨタだってあれだけ大きな組織ならドル建てで給与を払って、海外のスーパーを誘致し外貨のまま使えるようにすれば為替差損も相殺できるのではないだろうか。
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