RBA1%利下げしてオフィシャルキャッシュレートは4.25%に 津田
みなさんこんにちは
AT FUND, Sydneyの津田です。
本日開催されたRBAの理事会でRBAは政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを5.25%から1.00%下げて4.25%としました。これは利下げ予想レンジ0.75%~1.25%のほぼ真ん中ですが、かなり積極的に金融緩和を実施しているとの印象です。
また利下げ後の4.25%は2001年2月に不況対策として始まった金融緩和サイクルの最後2001年12月に0.25%を下げて4.25%として以来ですが、いずれにしても史上最低水準に達したわけです。
国内景気は個人消費や、住宅産業の冷え込みに加えて商品相場の下落から外需にも陰りが見られ、昨年末政権を奪回した労働党ラッド政権に取って景気の浮揚は愁眉の急であり、今回RBAも協力した形です。
明日発表の第三四半期GDPは前期の2.7%(前年比)から1.8%程度に落ち込むと予想され、政府見通しでは来年3月までにキャッシュレートが3.75%まで下がるとの観測もあり、豪州もご多分に漏れず景気懸念が依然強いようです。
ただ、年を越して米景気に明るい兆候が見え始めたときには、豪州の利下げ打ち止め感も一気に強まるように、個人的には思っています。
津田
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