迫力を出そう:野村
「迫力出そう」
臨時日銀政策決定会合では銀行に低利の3兆円資金供給を行う政策が打ち出された。
大人しそうな白川総裁らしからぬ「迫力のある政策」という言葉が飛び出した。
ゼロ金利政策当時と比べると迫力はイマイチいやイマニではないだろうか。当時の政策は株価を7500円から1万8000円へ押し上げた。銀行のリクエストで貸し出すのではなく買いオペで資金供給し銀行におカネを運用させた。また日銀自ら株を買い上げた。物議をかもした竹中大臣の「ETFは買い時」発言も出た。
また円売り介入を行い、海外から介入の批判があると介入ではなく機関投資家がドルを売るときには日銀が引き受けよう(介入と同じだが)という話まで出た。今回は銀行が要望しないと、また銀行が貸し渋りを止めないといけないが実情は貸し渋りが起きているという声は聞く。そりゃ何でもどこでこ貸せるような人は貸付行員にならず為替ディーラーとなっている。
迫力満点というか必死であった。 もっともっと追い詰められないと迫力は出ないかもしれない。まだ余裕の表情。ただ日本の火は消えかかっている(JFE、神戸製鋼の高炉停止)。燃えろよ、燃えろーよ 日銀。NYの上げに比べ日経平均の前場は弱い。
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