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2008年12月10日 (水)

ドル・インデックスではドル反転の兆候!:水谷

皆さんおはようございます。この時間におはようとは芸能界のようですね。

皆さんドル・インデックスという指標はご存知でしょうか。主要6カ国通貨で構成されています。ユーロの割合が確か一番多かったと思います。下記のグラフが直近のものです。

Gann
私はガンチャート(Gann Analysis)の分析をしているのですが、ドル・インデックスの過去のグラフに当てはめると見事に一致するのです。私はガンと知り合ってからは、1992年に最初に金利先物市場(主にCME, LIFFE, SIMEX)で取り入れました。そして為替でもひょっとしてと思いまして採用しました。今年716日ドル最安値71.73からドルが買われています。そして、1x2のライン上に見事に乗って上昇しました。レジスタンスが1x2のラインと言えそうです。そしてそのラインを大きく上回ることもなかったようです。そして、サポートと言えるのが、1x3のラインです。一時期922日から102日までは1x4のラインまでは下落することはありましたが。そして、現在は85.80近辺と1x3のラインが破られようとしています。このラインを大きく突破すると1x4のラインまで下落することになります。為替市場は今週から海外市場ではクリスマス休暇で、大きな動きはクリスマス休暇明けの1229日から大きな動きが出てくると、個人的には予想しています。時間の経過をチャート上に織り込むと、83位の水準に1x4のラインが来ます。それは今年との終りから、来年初めではないでしょうか。来年早々にドルが売られる局面があるのではと思わせます。

そこで現実の材料を見てみましょう。米経済は金融危機とその影響を色濃く残し景気後退の局面です。各種経済指標はどれも酷いものです。そしてリスク回避から投資家は、債券を中心に買っているのが現状です。原油、株式、金もヘッジファンドを中心に、ドル資金に回帰しているようです。そして、欧州では、米国に遅れて景気後退の兆候が出てきました。欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(BOE)はこぞって利下げ競争に走り、現在は英国の政策金利2.00%, ユーロ圏が政策金利2.50%です。米国との金利差にも魅力がなくなりつつあるようです。投機家、投資家は次の材料をクリスマス休暇中にあれこれ考えているようです。そこで浮上するのが、米国の財政赤字の膨張ではないでしょうか。オバマ次期大統領は、5000億ドルの景気刺激策を計画していると言われています。財務省は資金をどのように調達するのでしょうか。国債の乱発ということになるのではとの危惧があります。FRB(米連邦準備理事会)は現在でも米国債と28日間資産担保証券(ABS)と交換して、金融機関がそれを担保として借入れが出来るようにと、金融機関の資金調達がスムーズに行くような金融政策をとっています。また、FRBが直接住宅ローン証券(MBS)などを買取る案まであります。その額は8000億ドルとも言われています。FRBのバランスシートが不良資産化する懸念があります。米国の信用悪化が次第に為替市場でもテーマになるのではと思います。それが、ドル・インデックスのドル売り兆候となってのではと感じる相場環境ではないのでしょうか。ユーロ/ドルでの昨今の変化にその気配を感じます。ドル/円でも、新たなドル売り材料として光が当たるかもしれませんから、注意しましょう。

欧米の市場参加者がクリスマス休暇入りと、少ない玉でも変動の激しい市場環境となる傾向が外為市場ではあります。しかし、所詮「往って来い」の相場のようで、短期売買目的の取引が主流だと思います。マーケットプレイヤーは、のんびりカリブ海、バリ島、カナリア諸島、ギリシャ・ニコス島あたりで休暇中です。私たちも、欧米の参加者同様にここ3週間はゆっくりと休みましょう。

それでは、今日はこのあたりで。

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