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2008年12月30日 (火)

雰囲気変わらず、景色ちょっと変わる:野村

「雰囲気変わらず、景色ちょっと変わる」

日経平均は本日午前中で+112.39、8859.56で大引けとなった。今年の始値の15155.73から6296.17安=41.5%安となった。世界中の株価が下落しているが、詳細は「大山弘子さん」の12月26日のリポートを参照して頂きたい。日本株の下落率はやはり金融危機と言われる米国の株価より大きい。日本株は他国と異なり昨年2007年も陰線であった。2007年2月の日銀利上げをきっかけに18000円から下落し始めた。ただ途中から下落の理由は米国金融危機にすりかえられていた気もする。日銀の利上げと日銀の株売りが効いてた。

 さて最近は私が日々チェックしているチャート(P&F、ローソク、トレンドライン、一目、ボリンジャー、移動平均など)のうち一目均衡表を語ることが多い。

 商品、通貨ペアに限らず今年半ばより右肩下がりのチャートが多かったが(ドルスイス、ドルランド、ドルカナダは逆の動き)、今年の10月後半のユーロドルの鍋底からエネルギーをためての一目の雲抜けに続き、同じような動きを見せ始めているものが多い。日経平均も雲中へ、ユーロ円、スイス円、ランド円も。豪ドル円も何とか、NZ円も追いつこうとしている。ただドル円、ポンド円は雲にはやや遠い。

 ドルスイス、ドルランドはユーロドルとタームは違う(ユーロドルはニューヨークターム、ドルスイス、ドルランドはコンチネンタルタームとも言う)がユーロが雲の上に出るのを追って雲の下へ下落した(ドル安型)。南アフリカランドはジンバブエ、ANC分裂など良い材料はないが強くなってきた。

 世の中の雰囲気はまったく変わらないがチャート=絵は少し風景が変わってきている。チャートが先かファンダメンタルズが先かは相場を語るに常に面白い題材だ。

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