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2008年12月24日 (水)

ゼロ金利の先は?:水谷

Hola!

日米がゼロ金利もしくはほとんどゼロ金利と言って良いような金利としました。米国は100年に一度の景気後退局面と金融危機が重なり、FRB(米連邦準備理事会)と財務省一体となった景気政策の取り組みとなっているようです。来年1月20日にはオバマ次期大統領がやっと就任することになります。経済の舵取りはブッシュ政権のポールソン財務長官からガイトナー新財務長官にバトンタッチとなります。一時期日本に滞在されていたとのことで、日本通との話しですが、どうでしょうか。ニューヨーク連邦銀行総裁に就いておられたとのこと、ベアスターン破綻、リーマン破綻、AIG救済、投資銀行の商業銀行転換、商業銀行の合併と修羅場を経験されている。そして46歳と私などより遥かに若い世代の登場と、何かと期待が大きい。政府の発足当時は、どうしても指導力が未知数であり、期待度が高い。オバマ次期大統領は、民主党の新政権、アフリカ系初の大統領ということで新鮮さがあります。しかし、目の前に立ちはだかる壁は高い。1兆ドル規模の景気刺激策を打ち出し、公共事業にお金を重点的に配し、300万人の雇用を創出すると大見得と切っています。筋書き通りに行けば、21世紀の一大金融危機、大恐慌を乗り切ったアフリカ系大統領として教科書に登場となります。しかし、上手く乗り切れなかった場合は、財政赤字を膨らませ、バランスシート上に住宅ローン担保証券、資産担保証券が、市場価格の下落することにより不良債権化してしまいます。米国の信用失墜との可能性があります。米国自体を悲観的に見たくはありません。住宅市場が好転してこないことには。2009年第3四半期には本当に経済成長率はプラスに転ずるのでしょうか。本当に6ヶ月で景気が回復する兆しが見えてくるのでしょうか。私は悲観的な見方です。そして、ここ1ヶ月の景気の落ち込みはひどいものです。

日本もここ1ヶ月の雇用の悪化の報道を見ていると景気悪化の落ち込みは酷いものです。トヨタが1兆円の営業利益を出していたところ、一転赤字予想です。円高、米国販売の不振が原因というのですが、その予兆はあったわけで、どのように対策を打っていたのか、どうにも疑問を持ちます。内部留保がたっぷりあるようで、雇用対策に回せないものか、経営者の資質を疑ってしまいます。株主ばかりに目が行く欧米流の経営体質に、昔からの家族的な日本経営の良さは失ってしまったのかと、どうにも分かりません。政治は国民に目が向いていないのか、民主党も自民党化してしまったのか、1日数億円の国会運営経費がかかることを分かっていらっしゃるのか。日本の政治に対する疑問が膨れ上がります。国民の安全と生活を守るのが政治家の役目ではないのでしょうか。日本では、政治家が、Law makerという言葉を認識されていないような気がします。直ちに対策を打つ、つまり、法律を変えてでも景気対策を打たないといけない。

偉そうなことを書いていますが、数字としての経済はどんどん悪化していて、茫然自失の状態です。そんな中で今後も悲観的で、ドルは来年も信頼をなくすような予感がします。為替は対する国との経済力、政治力の比較で動くのですが、対する日本、欧州の国々も悪いようです。そこでいち早く抜け出した国が、通貨でもいち早く強くなりそうです。それは、やはり米国かも知れませんね。悔しいですが、あの国は潜在能力が凄い。一致団結する力は相当強力です。そして金融市場もそのように思っている節があります。アメリカンフットボールの第四クォーターでの2ミニッツウォーニング(2 minutes warning )からの逆転タッチダウン的発想があります。オバマ次期大統領がクォーターバックとして縦横無尽に走ってタッチダウンパスと最後の勝負に出て、アメリカンヒーローとなるとのシナリオです。第3四半期前に何らかの経済復活の数字が出てくれば、ドルの信頼性が復活してくる可能性があります。

ドルインデックスは最安値77.681218日)につけましたが、現在は81.10近辺までリバウンドしています。やはり薄商いの中、ユーロは利食いのドル売り、ポンドはやはりポンド先安感が強いようで、シカゴ筋もポジションはそのままという感じです。円は先高観が強く、まだ円ロングが残っているようです。ユーロ/ドルのポジションが消え、ポンド/ドル、ドル/円のポジションが残っているようです。薄商いの中、ポジション整理と短期筋の主戦場となった先週の様子で、ちょっとオーバーリアクション気味と思います。本来の流動性があれば、84.00近辺で推移しているのではないかと推測します。本格的なドル売りは来年からではないのでしょうか。そして、いつになるか分かりませんが本格的なドル買いが、その後には待ち受けていると期待するところです。クリスマスの夢物語です。

神のみぞその筋書きが見えない状況で、取りあえずはクリスマス休暇をゆっくりと、のんびりと過ごしましょう。

スペインでは、クリスマスツリーとサンタクロースという米国、北ヨーロッパのよく見掛ける風景ではなくて、より宗教的です。当方の三賢人(Los Reyes Magos)が馬屋で生まれたキリストの誕生を祝う様子の風景というか、飾り人形でその場面を再現します。Melchor, Gaspar, Baltazarはラクダに乗ってそれぞれの国からくるのですが、一人は黒人のようです。マドリッドやバルセロナをこの時期ウィンドーショッピングをするとよく見掛けます。クリスマスは16日まで続きます。最終日にはパレードが行われ、スペイン各地で当方の三賢人のパレードが行われます。スペインの子供たちはクリスマス最終日つまり16日にクリスマスプレゼントをもらうことを楽しみにしています。

それでは、良いクリスマスイヴをお過ごしください。

Feliz Navidad!

水谷

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