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2008年12月23日 (火)

経済指標20%超で景気対策&利下げが必要な中国

「最近の中国事情=経済指標20%超で景気対策&利下げが必要な中国」

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2005_07170033 2005_07170057本日は中国株が反落し上海総合指数は2000を割った。今年5回目の利下げは下げ幅が十分でないということで失望となった。市場は強欲である。

既に一連の11月経済指標が発表されている。11月CPIは前年同月比では+2.4%で10月の+4.0%より低下し利下げ観測が出始めている。11月小売売上は10月の+22.0%(前年同月比)より低下して+20.8%、11月鉱工業生産は10月の+8.2%に対し+5.4%と伸びを縮小した。1-11月固定資産投資も1-10月の+27.2%に対し+26.8%と低下した。他国から見れば羨ましい数字だがやはり伸び率は低下し、2009年もこのままでは雇用安定の為の条件である8%成長達成は難しいとする見方が増えている。

 世銀の2009年成長見通しは7.5%だがIMFは5%にまで下方修正した。本ブログの竜河さんは6.5%である。
中国政府は4兆元財政出動を始め利下げ、減税、規制緩和など対策を打ち出し8%以上の成長を目指している。世界経済の原動力の中国が減速すれば豪やNZ、日本も大きな打撃を受けるだろう。

 温家宝首相は「景気刺激策は終わったのではない」と追加対策も示唆している。胡錦濤国家席は雇用は深刻な状況にあるとしている。

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